📡 はじめに
人類は毎日、大量の情報を受信している。
会話。字幕。SNS。ニュース。AIの回答。仕事の専門用語。友人の何気ない一言。
しかし、そのすべてが明瞭に聞こえるとは限らない。むしろ現実は逆である。
人類は日々、曖昧な情報を受信している。
そしてその瞬間。脳内では、とんでもなく大掛かりな会議が始まる。
その会議の名前が、「脳内霞が関」である。
🏛 脳内霞が関とは何か
脳内霞が関とは、人類の脳内に存在する仮想中央省庁である。
曖昧な情報が入力された瞬間、脳内の各専門部署が招集される。
- ・ 音を解析する部署
- ・ 危険性を検討する部署
- ・ 市場を分析する部署
- ・ 法律を確認する部署
- ・ 過去の経験を照会する部署
それぞれが持ち場から資料を持ち寄り、数秒間の超高速会議を開始する。そして結論を出す。
だが。その直後、現実が着弾する。
結果、会議は解散する。これが脳内霞が関である。
⚡ なぜ会議は始まるのか
人類の脳は、空白を嫌う。意味が欠けていると、無意識に補完を始める。
📮 第1便・原点事案「いりょうひん」
友人が言った。「いりょうひんが売れるのか」
数秒後。「衣料品」であることが判明。
脳内で開催されていた国家級会議は、一瞬で終了する。
― これを本シリーズでは「認知ソニックブーム」と呼ぶ。
知識が豊富な人ほど、脳内霞が関は大きくなりやすい。
🏛 脳内省庁図鑑
※ その他省庁、官庁、対策委員等は個人の中で多数組織が存在する。
📋 事案発生から解散まで
脳内霞が関の基本構造は共通である。ほぼ全ての事案は、この流れで処理される。
🍶 DJ野須寅より
まー・・・
人間ってのは面白ぇもんだ。
たった一言聞き間違えただけで、
脳内じゃ国家予算組んでる。
専門家呼んで、会議室押さえて、危機管理して、
市場分析して、法務チェックして、備蓄計画まで立てる。
で。三秒後に。「あ、違った。」解散。
実に平和である。
だがな。その三秒間に起きた事は、意外とその人らしさが出る。
だから俺たちは、その無駄に本気な会議を記録する。
🍶 夜露死苦💛米瓶
DJ 野須寅 堕無洲(のすとら・だむす)
「認知災害は忘れた頃にやって来る。
いや、気を抜いた頃にやって来る。」